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- 小松茂美『平家納経の世界』 -
“高く、広く、大きく、平家納経に取り組むように”(田中親美)―目の位置は高いところにあって、視野は広く、大きくなければならない ―。
PUBLICATIONS
【単著】
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(小松靖彦)『戦争下の文学者たち―『萬葉集』と生きた歌人・詩人・小説家』花鳥社、2021年11月15日
序章 〈戦争下の文学者たち〉というテーマ
第1章 与謝野晶子―〈自由〉と〈愛国心〉
第2章 齋藤瀏―二・二六事件の影
第3章 半田良平―戦争下の知性と〈愛国心〉
第4章 今井邦子―「小さきこと」「かすかなもの」へのまなざしと戦争
第5章 北園克衛―「郷土詩」と戦争
第6章 高木卓―〈歴史小説〉という細き道
終章 〈報国〉という誘惑
あとがき
依拠したテキスト/参考文献/文学者肖像出典一覧/英文要旨
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(小松靖彦)『仙覚『萬葉集註釈』被注萬葉歌一覧・被注語句索引』和泉索引叢書54、和泉書院、2020年1月30日
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(小川靖彦)『万葉集と日本人』角川選書、KADOKAWA、2014年4月25日
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(小川靖彦)『万葉集 隠された歴史のメッセージ』角川選書、角川学芸出版、2010年7月25日
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(小川靖彦)『萬葉学史の研究』おうふう、2008年10月15日(第2刷)〔第1刷の誤植を訂正、「補記」を追加〕
序章 萬葉学史の研究とは何か
第一部 萬葉集写本史の新しい視点
第一章 題詞と歌の高下―レイアウトに見る平安時代の政治史・和歌史・文化史の中の古写本―
第二章 巻子本から冊子本へ―冊子本萬葉集のページネーション―
第二部 日本語史・日本文学史のなかの萬葉集訓読
第一章 〈訓み〉を踏まえた萬葉集歌の改変―『古今和歌集』の「萬葉歌」をめぐって―
第二章 天暦古点の詩法
第三章 かなの文化の中の萬葉集訓読―平安から中世へ―
第四章 「よみ(訓み・読み)」の整定―『新古今和歌集』の「萬葉歌」をめぐって―
第五章 統合される「よみ(訓み・読み)」―宗祇『萬葉抄』における萬葉集訓読
第三部 仙覚の萬葉学―十三世紀における知の変革―
第一章 仙覚書状(金沢文庫旧蔵名古屋市蓬左文庫蔵『斉民要術』紙背文書について
―仙覚の萬葉学と北条実時との関わり―
第二章 国文学研究資料館蔵『萬葉集註釈』(第二冊・智仁親王筆)
―『萬葉集註釈』の本文整定のための基礎資料―
第三章 道理と文證―『萬葉集註釈』の知の形式―
第四章 「心」と「詞」―萬葉集訓読の方法―
第五章 方法としての「ことわり」―萬葉集歌注釈における理法と詩学―
第四部 仙覚の萬葉学の行方
第一章 筑後入道寂意(源孝行)―由阿による秘伝の系譜の創出(付、レガリアとしての仙覚寛元本)―
第二章 『萬葉集目安』(正式名称『萬葉集註釈』)―南北朝期に誕生した「新注釈」―
終章 萬葉学史の研究の課題
年表(平安時代の『萬葉集』写本年表、仙覚略年譜)、原論文一覧、あとがき(補記)、索引
【編著】
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黒澤勉、小松靖彦共編『未墾地に入植した満蒙開拓団長の記録―堀忠雄『五福堂開拓団十年記』を読む』文学通信、2022年3月15日
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『萬葉写本学入門』上代文学研究法セミナー、笠間書院、2016年5月31日
【共著】
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青山学院大学文学部日本文学科編『文学交流入門』武蔵野書院、2023年9月1日
*企画および項目執筆。
「〈文学交流〉という視点」
「奈良時代〔6~8世紀〕の〈文学交流〉」
「平安時代〔9~12世紀〕の〈文学交流〉」
「中世〔13~16世紀〕の〈文学交流〉」
「エイミー・ローウェル〔1874-1925 アメリカ合衆国〕」
「アデレイド・クラプシー〔1878-1914 アメリカ合衆国〕」
「ケネス・レクスロス〔1905-82 アメリカ合衆国〕」
(コラム)「スレチュコ・コソヴェル〔1904-26 スロベニア〕」
(コラム)「植民地朝鮮から青山学院に留学した詩人たち」
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青山学院大学文学部日本文学科編『留学生のための日本文学入門』和泉書院、2021年3月30日
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小川町観光協会編・小川靖彦監修『万葉うためぐり 学僧仙覚ゆかりの武蔵国小川町を歩く』笠間書院、2014年6月30日〔村永清・新田文子と共著。仙覚の和歌の解説、仙覚についての参考文献付き〕
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中世萬葉集研究会編『三條西実隆自筆本『一葉抄』の研究』笠間書院、1997年2月28日
【企画】
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(小松靖彦・韓京子・滝澤みか企画)/リム・ベンチュー『唐物の神能における唐土―『東方朔』『西王母』『菊慈童』『鶴亀』をめぐって—』文学通信、2024年3月31日
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(小川靖彦企画)/トークィル・ダシー『『万葉集』における帝国的世界と「感動」』笠間書院、2017年3月31日
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(高田祐彦・小川靖彦企画)/李愛淑『色彩から見た王朝文学 韓国『ハンジュンロク』と『源氏物語』の色』笠間書院、2015年3月31日
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(小川靖彦企画)/ディヴィッド・ルーリー『世界の文字史と『万葉集』』笠間書院、2013年3月31日
Publications Listed in Accordance with to the Theme
【文学交流】
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Komatsu, Yasuhiko. "Beauty Against Modernisation: Reconsideration of Rabindranath Tagore's Philosophy by Comparison with Japanese View of Nature." Santiniketan - A Bridge betwenn India and Japan & Various Aspects of Japan. Ed. Gita A. Keeni. New Delihi, Kolkata: New Delhi Publishers, January 2024: 75-83.
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(小松靖彦)「キーウ国立大学「日本語・日本文学教育研究室」開設への支援とベオグラード大学との協定締結」『青山学報』285、pp. 62-63、青山学院本部広報室、2023年10月
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(小松靖彦)「生と死のあわい―天智天皇挽歌と天武天皇挽歌を通じて―」『萬葉集研究』第42集、pp. 45-85、塙書房、2023年3月25日
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(小松靖彦)「双方向的日本文学研究をめざして」『昭和文学研究』第81集、pp. 200-206、昭和文学会、2020年9月1日
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(小松靖彦)「萬葉集翻訳の創造性―ケネス・レクスロスの翻訳の詩学―」東京大学国語国文学会編『国語と国文学』第96巻第11号(特集号・上代文学のその後)、pp.120-135、明治書院、2019年11月1日
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(小松(小川)靖彦)「相互理解のための日本文学研究―日本文学研究の国際化の方角」『リポート笠間』No.63(日本文学研究と越境、学際化、国際化―2017年の現在地)、pp.12-14、笠間書院、2017年11月
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(小松靖彦)「大学における文学教育と現代社会」『NEWS SOKEN』vol.17(特集・大学教育と現代社会)、pp.6-7、青山学院大学総合研究所、2017年10月31日
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(小川靖彦)「日本とインド―日本文学研究の新たな視点―」『文学・語学』第218号(創立60周年記念号)、pp.26-34、全国大学国語国文学会、2017年3月31日
【戦争と萬葉集】
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(小松靖彦)「植民地朝鮮における高木市之助」『戦争と萬葉集』第5号、pp. 29-39、戦争と萬葉集研究会、2023年2月24日
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(小松靖彦)「中国語訳萬葉集と一戸務―「日支同文同種」論批判と関わって―」『戦争と萬葉集』第4号、pp. 87-107、戦争と萬葉集研究会、2022年2月23日
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(小松靖彦)「=資料紹介=大日本帝国陸海軍国語教科書総覧稿―陸軍幼年学校・陸軍予科士官学校編―」『戦争と萬葉集』第3号、pp. 160-1951、戦争と萬葉集研究会、2021年2月22日
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(小松(小川)靖彦)「「萬葉精神」をめぐって―戦争下の久松潜一・武田祐吉の萬葉論〈戦争と萬葉集〉―」『万葉をヨム 方法論の今とこれから―』笠間書院、pp.156-175、2019年5月1日
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(小松(小川)靖彦)「少国民の萬葉集―戦争下の児童書における『萬葉集』の受容〈戦争と萬葉集〉―」『萬葉集研究』第38集、pp.281-351、塙書房、2018年12月25日
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(小松靖彦)「《ますらを》の内在化―『萬葉集』の「ますらを」と戦争短歌におけるその受容〈戦争と萬葉集〉―」『戦争と萬葉集』創刊号、pp.1-20、戦争と萬葉集研究会、2018年12月19日
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(小松(小川)靖彦)「大伴氏の言立て「海行かば」の成立と戦争下における受容―その表現および戦争短歌を通じて〈戦争と萬葉集〉―」東京大学国語国文学会編『国語と国文学』第95巻第7号、pp.1-21、明治書院、2018年7月1日
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(小松(小川)靖彦)「〈浪曼主義〉と萬葉集―保田與重郎『萬葉集の精神』をめぐって〈戦争と萬葉集〉―」『緑岡詞林 青山学院大学大学院日本語文論考』第42号、青山学院大学日文院生部会、pp.1-19、2018年3月31日
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(小松(小川)靖彦)「戦争下の歌人たちと『萬葉集』―『歌集新日本頌』を通じて〈戦争と萬葉集〉―」『青山語文』第47号(廣木一人教授退任号・日本文学科創設五十周年記念号)、pp.67-80、青山学院大学日本文学会、2017年3月17日
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(小松(小川)靖彦)「〈浪曼主義〉と『萬葉集』―中河與一『萬葉の精神』をめぐって〈戦争と萬葉集〉―」『繍』第29号、pp.98-117、「繍」の会(早稲田大学大学院文学研究科日本語
日本文学コース(近代))、2017年3月1日
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(小川靖彦)「陸軍教育における『萬葉集』―陸軍幼年学校・陸軍予科士官学校の「国語教程」と学習資料から〈戦争と萬葉集〉―」『緑岡詞林 青山学院大学大学院日本語文論考』第40号、pp.1-32、青山学院大学日文院生部会、2016年3月31日
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(小川靖彦)「もう一つの防人像―堀辰雄のノオト「(出帆)」をめぐって〈戦争と萬葉集〉―」『文学』第16巻第3号(特集・万葉集 読みの豊饒)、pp.112-130、岩波書店、2015年5月25日
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(小川靖彦)「戦争下における「醜の御楯」の意識―聖戦短歌を通じて〈戦争と萬葉集〉―」『日本文学』第64巻第5号、pp.41-53、日本文学協会、2015年5月10日
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(小川靖彦)「山本五十六と『萬葉集』」山本元帥景仰会機関紙『清風』第31号、p.4、特定非営利活動法人山本元帥景仰会、2015年4月18日
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(小川靖彦)「[研究余滴]戦争下の『萬葉集』」青山学院大学日本文学会『会報』第49号、p.3、青山学院大学日本文学会、2015年3月19日
【近代文学における古典受容】
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(小松靖彦)「三島由紀夫の古典受容―構造体としての『日本文学小史』」井上隆史、久保田裕子、田尻芳樹、福田大輔、山中剛史編『三島由紀夫小百科』pp.323-337、水声社、2021年11月15日
【書物学、書物としての萬葉集】
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(小松靖彦)「緒言 「文学におけることばと文字」の研究のために」『ことばと文字』12号、くろしお出版、2019年10月11日
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(小松靖彦)「古代和歌における文字の意匠」『ことばと文字』12号、くろしお出版、2019年10月11日
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(小松靖彦)「書と書物をめぐる諸学の集う場を」『大東書道』595号、p.1、大東文化大学書道研究所、2019年6月20日
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(小松(小川)靖彦)「日本古代書物史序章」藏中しのぶ編『古代の文化圏とネットワーク』古代文学と隣接諸学2、pp.522-557、竹林舎、2017年11月10日
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(小松(小川)靖彦)「『万葉集』の本来の姿はどのようなものか」松田浩・上原作和・佐谷眞木人・佐伯孝弘編『古典文学の常識を疑う』pp.10-13、勉誠出版、2017年5月31日
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(小川靖彦)「平安時代の萬葉集古写本における装丁・料紙・書の交響―桂本萬葉集を中心に―」『古写本の魅力』高岡市萬葉歴史館叢書28、pp.67-90、高岡市萬葉歴史館、2016年3月23日
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(小川靖彦)「[青山学院資料館]八世紀の祈りを伝える百万塔と陀羅尼」『青山学報』246号、pp.18-19、青山学院本部広報部、2013年12月
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(小川靖彦)「天平初期における呉桃紙を用いた体系的経典書写―山階寺西堂経の意義―」『正倉院文書研究』13、pp.1-27、吉川弘文館、2013年11月10日
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(小川靖彦)「「書物」の豊かなメッセージ」『AGULI(青山学院大学図書館報)』No.95(特集・図書館の使い方と可能性)、p.4、青山学院大学図書館、2013年11月1日
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(小川靖彦)「萬葉集古写本の美―藍紙本萬葉集について―」高岡市万葉歴史館編『美の万葉集』高岡市万葉歴史館論集15、pp.309-342、笠間書院、2012年3月25日
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(小川靖彦)「「書物」としての萬葉集古写本―新しい本文研究に向けて(「継色紙」・金沢本萬葉集を通じて)―」『萬葉語文研究』第7集、pp.77-108、和泉書院、2011年9月30日
※脱落したデータを「仙覚の本文校定―『萬葉集』巻第一・巻第二の本文校訂を通じて―」にて追加。
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(小川靖彦)「「文献」から「書物」へ―佐佐木信綱・小松茂美の萬葉集研究と新たな本文(ほんもん)学への道」『国文学 解釈と鑑賞』第76巻5号、pp.65-74、至文堂、2011年5月1日
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(小川靖彦)「最古の冊子本萬葉集・元暦校本―その美・歴史的意義と塙保己一検校―」『温故叢誌』第64号、pp.16-24、社団法人 温故学会、2010年11月5日
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(小川靖彦監修・解説)「漢字とかなが織りなす歌の姿 五大万葉集」『墨』通巻202号(2010年1・2月号、特集・万葉集を書いてみよう)、pp.14-29、芸術新聞社、2010年2月1日
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(小川靖彦編/解説)「〔特集 万葉集古写本を味わう〕平安時代に極めた美」講談社MOOK『NHK日めくり万葉集』vol.10、pp.1-5、講談社、2009年9月20日
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(小川靖彦)「〔特集 万葉集古写本を味わう〕「装丁、料紙、書」の魅力と鑑賞の手引き」講談社MOOK『NHK日めくり万葉集』vol.10、pp.84-89、講談社、2009年9月20日
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(小川靖彦)「『万葉集』の歴史意識」『明日香風』第111号(特集「明日香から藤原へ」)、pp.16-21、財団法人 飛鳥保存財団、2009年7月1日
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(小川靖彦)「「書物」としての『萬葉集』―巻三雑歌における「本文」と注記を通して―」東京大学国語国文学会編『国語と国文学』第84巻第11号(特集号・上代文学研究の展望)、pp.57-67、至文堂、2007年11月1日
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(小川靖彦)「萬葉集―漢字とかなのコラボレーション」『国文学』第52巻第10号(臨時増刊号「文字のちから―写本・デザイン・かな・漢字・修復―」)、pp.86-93、學燈社、2007年8月20日
※2007年12月20日に書籍版刊行。
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Ogawa, Yasuhiko. "A Study of the Silk Braids on Stein Chinese Scrolls." IDP News (Newsletter of the International Dunhuang Project) 27 (Spring 2006):6-7.
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(小川靖彦)「『萬葉集』原本のレイアウト―音読から黙読へ―」青山学院大学文学部『紀要』第47号、pp.1-19、青山学院大学文学部、2006年1月25日
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(小川靖彦)「萬葉集の文字法」青山学院大学文学部日本文学科編『文字とことば―古代東アジアの文化交流―』、pp.124-143、青山学院大学文学部日本文学科、2005年5月31日
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(小川靖彦)「[研究余滴]『萬葉集』原本の復元―古代巻子本としての『萬葉集』―」『青山学報』第207号、pp.20-21、青山学院本部広報室、2004年3月15日
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(小川靖彦)「始原としての天智朝―『萬葉集』巻二の成立と編集(その一)―」『青山語文』第34号、pp.1-16、青山学院大学日本文学会、2004年3月10日
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(小川靖彦)「万葉集の文字と書物」『国文学』第48巻第14号、pp.88-96、學燈社、2003年12月10日
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(小川靖彦)「持統系皇統の始祖としての雄略天皇―『萬葉集』巻一巻頭歌雄略御製について〈書物としての萬葉集〉―」『日本女子大学紀要 文学部』第52号、pp.13-38、日本女子大学文学部、2003年3月20日
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(小川靖彦)「書物としての万葉集」神野志隆光編『[必携]万葉集を読むための基礎百科』別冊国文学No.55、pp.183-186、學燈社、2002年11月10日
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(小川靖彦)「持統王家の集としての『萬葉集』―巻一の増補をめぐって〈書物としての萬葉集〉―」『日本女子大学紀要 文学部』第50号、pp.1-22、日本女子大学文学部、2001年3月20日
【萬葉学史(近代および佐佐木信綱とその周辺)】
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(小松靖彦)「近代的〈注釈〉とは何か」『文学・語学』第236号、pp. 29-39、全国大学国語国文学会、2022年12月30日
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(小松靖彦)「佐佐木信綱の「新た世」の歴史観―戦争期と戦後を繋いだ論理 付、「日本叢書」一覧―」『戦争と萬葉集』第2号、pp.86-109、戦争と萬葉集研究会、2020年2月27日
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(小川靖彦)「『校本萬葉集』の意義―佐佐木信綱を取り巻く人々」『佐佐木信綱研究』第7號(特集・大正期の信綱)、pp.6-18、佐佐木信綱研究会、2016年12月2日
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(小川靖彦)「『校本萬葉集』の理念と方法」小川靖彦編『萬葉写本学入門』、pp.12-26、笠間書院、2016年5月31日
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(小川靖彦)「齋藤瀏『萬葉名歌鑑賞』をめぐって―近代的萬葉集研究における「鑑賞」の行方―」青山学院大学文学部『紀要』第55号、pp.1-15、2014年3月1日
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(小川靖彦)「大アンケート わたくしの好きな信綱の一首」『佐佐木信綱研究』第1号(『思草』特集号)、p.57、佐佐木信綱研究会、2013年12月3日
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(小川靖彦)「佐佐木信綱の萬葉学と短歌制作」『短歌往来』25巻第11号(特集・佐佐木信綱)、pp.40-43、ながらみ書房、2013年10月15日
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(小川靖彦)「ゆるぎない〈私〉、やわらかな〈私〉」『佐佐木信綱研究』創刊0號(問題提起号)、pp.16-19、佐佐木信綱研究会。2013年6月3日
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(小川靖彦)「願はくはわれ春風に身をなして―佐佐木信綱の萬葉学における「評釈」〔『萬葉集選釈』と『新月』〕」青山学院大学文学部『紀要』第54号、2013年3月1日
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(小川靖彦)「新制国文学科の構想―久松潜一博士の国文学研究と日本女子大学―」『国文目白』第41号(日本文学科創設百年特集号)、pp.34-45、日本女子大学国語国文学会、2002年2月20日
【萬葉学史】(『萬葉学史の研究』未収録、および以後のもの)
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(小松靖彦)「ことばの宇宙―中世の萬葉学者仙覚の《インド》へのまなざし」『現代思想』第47巻第11号(8月臨時増刊号、万葉集を読む)、pp.128-137、2019年8月10日
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(小川靖彦)「かささぎの渡せる橋―「歌仙・中納言家持」の誕生―」『歌の道―家持へ、家持から―』高岡市萬葉歴史館叢書26、pp.23-52、高岡市万葉歴史館、2014年3月26日
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(小川靖彦)「仙覚の本文校定―『萬葉集』巻第一・巻第二の本文校訂を通じて―」『青山語文』第42号(安田尚道教授退任記念号)、pp.99-111、2012年3月20日
※「「書物」としての萬葉集古写本―新しい本文研究に向けて(「継色紙」・金沢本萬葉集を通じ
て)―」掲載のデータの追加あり(注(15)参照:金沢本の誤写を廣瀬本が踏襲した例)。
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(小川靖彦)「仙覚と源氏物語―中世における萬葉学と源氏学―」紫式部学会編輯『むらさき』第44輯、pp.48-52、武蔵野書院、2007年12月1日
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(小川靖彦)「[研究動向]言語思想史・言語文化史としての『萬葉集』研究史に向けて」『エスキス97』(和光大学人文学部・人間関係学部紀要別冊)、pp.21-24、和光大学人文学部・人間関係学部、1998年3月20日
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(小川靖彦)「翻刻 国文学研究資料館蔵『萬葉集註釈』巻第二」和光大学『人文学部紀要』31、1997年3月31日
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(小川靖彦)「国文学研究資料館蔵『萬葉集註釈』紹介と巻第一翻刻」『国文学研究資料館紀要』第21号、pp.1-74、国文学研究資料館、1995年3月(*紹介部分は『萬葉学史の研究』に収録)
【文学と環境】
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(小川靖彦)「作為された自然―高木市之助の環境論〈文学と環境〉―」針原孝之編『古代文学の創造と継承』新典社研究叢書215、pp.601-617、新典社、2011年1月27日
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(服部保、南山典子、小川靖彦)「万葉集の植生学的研究」『植生学会誌』第27巻第2号、pp.45-61、植生学会、2010年12月25日
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(小川靖彦)「『萬葉集』の「野」―日本古代における自然と文化の境界領域〈文学と環境〉―」万葉七曜会編『論集上代文学』第31冊、pp.1-31、笠間書院、2010年4月30日
【文学の思想】
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(小松靖彦)「日本古代の身と心」寺田澄江、陣野英則、木村朗子編『身と心の位相 源氏物語を起点として』2020年国際オンラインラウンドテーブル、pp.21-43、青簡舎、2021年11月30日
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Ogawa, Yasuhiko. "Animism of Kakinomoto no Hitomaro's Poetry." Rabindranath Tagore and Japan: The Proceeding of the International Conference on 'Tagore and Japan & Various Aspects of Japanese Culture.' Ed. Gita A. Keeni. Kolkata:Cranthana Vibhaga, Visva-Bharati, March 27, 2017: 143-153.
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(小川靖彦)「この世のことわり―『竹取物語』の「世界」について」『中古文学』第54号、pp.1-10、中古文学会、1994年11月10日
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(小川靖彦)「「身」と「心」―万葉から古今へ―」『国文学研究資料館紀要』第19号、pp.1-26、国文学研究資料館、1993年3月25日
【萬葉集(歌人と作品)】
《額田王》
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(小川靖彦)「歴史の証言者・額田王―その出自と経歴―」『額田王』高岡市萬葉歴史館叢書18、pp.29-59、高岡市万葉歴史館、2006年3月21日
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(小川靖彦)「紫草の贈答歌―恋歌における媚態について」『国文学』第41巻第12号、pp.32-39、學燈社、1996年10月10日
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(小川靖彦)「秋の野のみ草刈り葺き宿れりし(万葉集一・七番歌)―助動詞シを中心に―」『国文学研究資料館紀要』第20号、pp.1-32、国文学研究資料館、1994年3月25日
《鏡王女》
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(小川靖彦)「鏡王女に関わる歌」神野志隆光・坂本信幸企画編集『セミナー万葉の歌人と作品』第一巻〈初期万葉の歌人たち〉、pp.194-204、和泉書院、1999年5月30日
《柿本人麻呂》
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(小川靖彦)「人麻呂作品における想像力と交換―石見相聞歌の「―ラム」をめぐって―」稲岡耕二編『声と文字―上代文学へのアプローチ―』、pp.249-269、塙書房、1999年11月28日
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(小川靖彦)「人麻呂歌集の季節歌」神野志隆光・坂本信幸企画編集『セミナー万葉の歌人と作品』第二巻〈柿本人麻呂(一)〉、pp.66-81、和泉書院、1999年9月30日
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(小川靖彦)「近江荒都歌」『国文学』第43巻第9号、pp.63-69、学燈社、1998年8月10日
《山上憶良》
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(小川靖彦)「山上憶良晩年三部作における〈言志〉―「沈痾自哀文」「悲歎俗道假合即離易去難留詩一首并序」「老身重病經年辛苦及思兒等歌七首」における自己―」『國學院雑誌』第116巻第1号(創刊一二〇周年記念特集 万葉集―文学・歴史・民俗(二))、pp.159-174、國學院大學、2015年1月15日
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(小川靖彦)「山上憶良の〈言志〉」『青山語文』第43号(大上正美教授退任記念号)、pp.54-66、青山学院大学日本文学会、2013年3月20日
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(小川靖彦)「恋男子名古日歌―山上憶良における詩と批評―」東京大学国語国文学会編『国語と国文学』第68巻第5号(特集号・上代文学の表現と方法)、pp.143-154、至文堂、1991年5月1日
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(小川靖彦)「日本挽歌の反歌五首をめぐって」上代文学研究会編『稲岡耕二先生還暦記念 日本上代文学論集』、pp.165-191、塙書房、1990年4月12日
《大伴坂上郎女》
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(小松靖彦)「疾病・災害を生きる―大伴坂上郎女の酒宴歌・祭神歌・理願挽歌―」『緑岡詞林 青山学院大学大学院日本語文論考』第45号、pp.1-15、青山学院大学日文院生部会、2021年5月15日
《記事》
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(小川靖彦)「『万葉集』の磐姫皇后」『NHK日めくり万葉集』vol.20、p.16、講談社、2011年10月
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(小川靖彦)「なでしこの花」『NHK日めくり万葉集』vol.20、p.64、講談社、2011年10月
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(小川靖彦)「天武天皇の結婚」『NHK日めくり万葉集』2010年度版vol.1、pp.50-51、講談社、2009年12月
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(小川靖彦)「奈良時代の紫の文化」『NHK日めくり万葉集』2010年度版vol.1、pp.77-78、講談社、2009年12月
【身体表現】
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(小川靖彦)「創造と伝承ー栃木県宇都宮市八坂神社太々神楽の場合―」『民俗芸能研究』第18号、pp.90-93、民俗芸能学会、1993年11月15日
【翻訳】
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スガタ・ボース Bose, Sugata 「美とホスピタリティ―インド・日本の生き生きとした交流の歴史―」〔英語から翻訳。緑川眞知子・福田武史と共訳〕『文学・語学』第218号(創立60周年記念号)、pp.8-25、全国大学国語国文学会、2017年3月31日
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スーザン・ウィットフィールド Whittfield, Susan 「敦煌写本のデジタル化・保存―国際敦煌プロジェクト(IDP)の活動」〔英語から翻訳〕『国文学』第52巻第10号(臨時増刊号「文字のちから―写本・デザイン・かな・漢字・修復―」)、pp.144-148、學燈社、2007年8月20日
※2007年12月20日に書籍版刊行。
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レズリー・ハウザム Howsam, Leslie 「書物研究の学際的好機」〔英語から翻訳〕『国文学』第52巻第10号(臨時増刊号「文字のちから―写本・デザイン・かな・漢字・修復―」)、pp.164-168、學燈社、2007年8月20日
※2007年12月20日に書籍版刊行。
【インタビュー】
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(小川靖彦/インタビュアー)「インタビュー・古筆学に生きる(小松茂美)」『国文学』第52巻第10号(臨時増刊号「文字のちから―写本・デザイン・かな・漢字・修復―」)、pp.65-82、學燈社、2007年8月20日
※2007年12月20日に書籍版刊行。
【座談会】
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(粂川光樹・金井清一・内田道雄・山下宏明・司会/小川靖彦「學問の思い出―粂川光樹先生を囲んで―」『東方學』第139輯、pp.123-161、東方學会、2020年1月31日
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(石原静子・鈴木勁介・前田耕作・司会/小川靖彦)「『エスキス』の一〇年とこれから」『エスキス97』(和光大学人文学部・人間関係学部紀要別冊)、pp.131-146、和光大学人文学部・人間関係学部、1998年3月20日
【書評】
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(小川靖彦)「生命(いのち)への祈り」『中西進著作集 付録24』(第四期第30巻)、pp.3-4、四季社、2010年11月
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(小川靖彦)「美の源流」『中西進著作集 付録23』(第四期第29巻)、pp.3-4、四季社、2010年9月
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(小川靖彦)「「ことば」を生きる」『中西進著作集 付録22』(第四期第28巻)、pp.3-4、四季社、2010年7月
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(小川靖彦)「天平の精神誌」『中西進著作集 付録21』(第四期第27巻)、pp.3-4、四季社、2010年5月
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(小川靖彦)「新たな万葉歌人論に向けて」『中西進著作集 付録20』(第四期第26巻)、pp.3-4、四季社、2010年3月
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(小川靖彦)「二つの帝王伝」『中西進著作集 付録19』(第四期第25巻)、pp.3-4、四季社、2010年1月
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(小川靖彦)「平川南・沖森卓也・栄原永遠男・山中章編『文字と古代日本1 支配と文字』」『国文学』第50巻第5号、p.61、學燈社、2005年5月10日
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(小川靖彦)「青木生子著『日本古代文芸における恋愛(上・下)』(青木生子著作集第二・三巻)」『国文目白』第39号、pp.155-157、日本女子大学国語国文学会、2000年2月20日
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(小川靖彦)「平山城児著『大伴旅人逍遥』」『立教大学日本文学』第73号、pp.102-104、立教大学日本文学会、1994年12月25日
【推薦文】
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(小松靖彦)「今、忘れてはならない歴史」(黒澤勉『満州開拓民の悲劇』pp.3-4、ツーワンライフ出版、2021年10月20日)
【その他】
《辞典項目》
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『和歌文学大辞典』編集委員会編『和歌文学大辞典』古典ライブラリー、2014年2月
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久保田淳編『岩波 日本古典文学辞典』岩波書店、2007年2月
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『国文学』第47巻第3号(臨時増刊号「古典文学植物誌」)、学燈社、2002年2月
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青木生子・橋本達雄監修、青木周平・神田典城・西條勉・佐々木隆・寺田恵子・壬生幸子編『万葉ことば事典』大和書房、2001年10月
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秋山虔編『王朝語辞典』東京大学出版会、2000年3月
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久保田淳・馬場あき子・村尾誠一・山田洋嗣・渡部泰明編『歌ことば歌枕大辞典』角川書店、1999年5月
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大曾根章介・檜谷昭彦・堀内秀晃・服部幸雄・森川昭・久保田淳・山口明穂・三木紀人・遠藤宏編『日本古典文学大辞典』明治書院、1998年6月
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西沢武史・徳田武編『日本古典文学研究史事典』勉誠社、1997年11月
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稲岡耕二編『万葉集事典』学燈社、1993年8月
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「万葉集自然表現事典」『国文学』第33巻第1号、学燈社、1998年1月